人がキラキラと輝いて生きるために
こんにちは!
朝の喧騒からはなれ、テラスに座りほっと一息コーヒーを飲む頃、一年中住み着いている鶯のさえずりが心を癒してくれます。私にとってはこの珠玉のひとときのために、すべての時間が費やされてきたかのように思われます。
今や、このカフェテラスのある「カフェ・ランチ加佐ノ岬」の周りの木々は大きく育ち、こんもりとした森のような状態になり、日中の暑い日差しを遮ってくれて、ひんやりとした風が爽やかな気分にしてくれます。
ここに、(株)加佐ノ岬倶楽部を建設してから早30年の月日が経ってしまいました。当時は硲伊之助美術館として建設したものです。越前加賀国立公園に隣接しているとはいえ、使われなくなった農地での多額な借金をしての建設は大きな冒険でした。やっぱり若かったからできたのだと思います。
しかし、別の職業を持ちながらの経営であり、決して多くの来客があったとは言い切れませんが、この30年間「人が優しく自然と触れられる空間」「人と人が和やかにコミュニケーションできる場」として継続できたことに、心から嬉しく思っております。
今年、今までの取り組みにプラスして、豊かな自然のなかで、地元の食材を使った手作りのランチやデザートが食べられる「カフェレストラン」として生まれ変わることになりました。皆様の癒しの場として、ちょっと素敵な集いの場として、少しだけレベルアップしたおもてなしができたらと思っています。心からお待ちしています。
また、加佐ノ岬音楽療法研究所、買い物弱者の対策として取り組んでいる移動スーパー「かも丸くん」も順調に動いています。人がキラキラと輝いて生きるためのお手伝いができたらと思っています。